絆コンサルティング株式会社のブログです。

中小企業の経営者は知らないと痛いニュース 絆コンサルティング株式会社

Vol.132 家康の肖像画「しかみ像」

2017年7月31日 月曜日


今朝の産経新聞で歴史学者の山内昌之氏のコラムを読んでなるほどと思った。

稲田朋美氏と民進党代表の、蓮舫氏の辞任の一連の騒動から、
「リーダーはいかに責任を取るべきか」を論じたものだ。

リーダー像として歴史上の人物、徳川家康の振る舞いをあげて、
今の政治家(=リーダー)と比較している。

徳川家康は若い頃、武田信玄と三方ヶ原の戦いでコテンパンにやられて、
敗戦時の辛さを忘れないために絵師に自分の肖像画を描かせた。

現在、徳川美術館に所蔵しており、家康が顔をしかめ憔悴したような表情に描かれている。
「しかみ像」とも呼ばれている自画像だ。

ふと思い出し、山岡荘八の「織田信長」(講談社)改めて読んでみたが、
家康が「三方ヶ原の戦い」でいかに絶対絶命であったのかがわかる。

味方のほとんどが討ち死にして、家康自身も「生命からがら」浜松城に逃げ帰った。
死傷者2000人の他、多くの有力な家臣を失い、大敗北を喫した。

浜松に帰った時に、大久保忠佐が
「馬の鞍壺に糞があるぞ。殿は糞を漏らして逃げてきなさったのか」
とのからかったのに対して、
家康が「これは焼き味噌じゃ!!」と言い返したエピソードもある。

浜松に帰った家康は落ち着きを取り戻し、城門を大きく八文字に押し開くことを指示。
武田勢に対して何かしらの奇策があるように見せかけ警戒させた。

山岡荘八の「織田信長」では、家康はこの後、湯づけを三回おかわりして
大きないびきをかきながら寝入るという豪胆さを表現している。

確かに歴史上の人物で徳川家康ほど器が大きく、ビジョナリーで
そして忍耐力のあるリーダーはいないだろう。

(経営コンサルタント 花房 大輔)