絆コンサルティング株式会社のブログです。

中小企業の経営者は知らないと痛いニュース 絆コンサルティング株式会社

Vol.134 金融機関の評価の仕方(勘定科目編)

2017年8月28日 月曜日

金融機関が取引先から決算書を預かった場合、
貸借対照表のどのあたりを見ているのだろうか?

金融機関は貸借対照表の勘定科目を精査して、
おかしなところはないかチェックしている。

通常「時価評価」と呼ばれるもので、
帳簿上の資産の中から不良資産を洗い出し、
資産価値のあるものはどれくらいあるのか判定している。

勘定科目の中で、特に厳しくチェックしているのは、
「売掛金」「棚卸資産」であろうか。

下記にチェック項目を列挙するので参考にしてほしい。

「現預金」
□月商1ヶ月未満かつ経常収支比率100%未満の場合は
資金繰りが厳しい可能性があるので、資金繰り表も確認する。

「売掛金」
□売掛債権回転期間が対前年比、その前の年に比べて大きくぶれている場合は理由を調べる。
特に、回転期間が長期化している場合は、回収不能に陥ってる可能性がある。
□仕入先が振出している受手がある場合は理由を調べる。
□サイトが著しく長いものは実質貸付金になっていないか、
また、関連会社向けの架空債権がないか調査する。

「棚卸資産」
□棚卸資産回転期間が対前年比その前の年に比べて大きくぶれている場合は理由を調べる。
□棚卸資産回転期間が4ヶ月以上の場合は、不良在庫がないか精査する。

「その他流動資産」
□仮払金、未収入金等に長期固定化しているものがないか。
□費用性のものが資産計上されていないか
□貸付金がある場合、回収見込みはどうか、確認する

「固定資産」
□償却方法にへ変更はないか、償却不足はないか確認する。
□稼働率が低い資産がないか確認する。

「投資等」
□ゴルフ会員権の場合は会員権相場や営業状況を業者から確認する

(経営コンサルタント 花房 大輔)